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新卒研修をリモートワーク下でやる企業も増えてきていることかと思います。
私も先日、法務チーム3名(それぞれリモート)で、新卒研修をやり、それなりに手応えと可能性を感じたのでノウハウを忘れないうちに記事にしたためます。

やってよかったこと
■部内でのリハーサル

・リハーサルでは一応作った資料を元に各自喋ったものの、自分で喋りながら違和感を感じた流れは本番までに資料の修正も含めてやっておく(リモートに限らず一般的にやることかも)

・リモート固有の操作の困難さを把握する(使用するツール、講師側がサブディスプレイないと、画面の専有範囲のコントロールが難しい など)

・喋りの速さ、説明の流れへの客観的コメント(少し難しすぎる、内容にこれも加えたら? わかりにくい、逆に今のままでもわかりやすいので安心して喋ってOK)

・ボケるところは、堂々とボケる!(これもリモート関係なくだな!)

本番で助かったこと

・人事の方の前説や、お互いの自己紹介をして、人となりを把握してから始める流れがとてもやりやすかった。
・最初質問が出ないときに、人事の人が率先して質問してくれた
・説明が早かったり、合間に理解度を確認したほうが良さそうというコメントを人事の人が挟んでくれた

→総じて、リモート研修を4月一杯されてきた人事の方のサポートが非常に良かった

そして何より
・真剣に質問、疑問点を聞いてくれた優秀な新卒のメンバーの方々の姿勢に助けられました


オススメのやり方
・資料については、通常は喋りでフォローするような内容でも、できるだけ資料にあらかじめ「テキスト化」しておいたほうが良い。
 →喋りが、通信状況で途切れたり聞き取りにくい可能性があるので、いつも以上に文字はあったほうが良いのでは、という仮説です

・説明する法務側は複数人いた方がフォローしあえて良い

これは結果的に今回がそうだったというだけでもありますが、ただでさえ講師側は喋るのに手一杯で受講生の顔色や自分の喋っている内容の状況を客観的に見るのが(おそらくオフラインのとき以上に)難しいことも多い気がします。

適宜、もう一人くらい法務側のスタッフがフォローしたり、助け舟を出せる状態だと、リモート研修の時はなおさらやりやすい気がしました。
(なんなら、講師側の掛け合いで「あ~いろんな考え方がある世界なんだな~」といったことも伝わると良いかな・・・? なんて)

まとめると
・リモート研修においては、講師側と受講生との間の”人的なつながり”がより重要(一度もリアルに対面したことないケースもありうるので)

・使用するツールはある程度なれた状態で(ZoomでもMeetでも)

・提供するコンテンツについてもぶっつけ本番は危険。資料内容のFB、できれば実際の講師としての説明のリハを行ってFBをもらってブラッシュアップする。


→総じて、リモートではない状況で行うときも重要な内容だなと思いました。

これらができれば、リモート・リアルであることは決定的な違いではないな、と思いました。
(モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないのと同様に、、、)


本エントリーが、リモート環境で研修を行う法務の方の参考になれば幸いです!