[資産運用][書評]「カリスマ投資家たちの株式投資術」
先日の記事で、資産運用に関してTwitterやブログで情報発信をしている人たちがいることを知った、という感じで書きましたが、その有名な人達を集めて一冊の書籍にしたものがこちらの本です。投資スタイルについても多種多様で、また、それぞれの人達のTwitterアカウントやブログURLに辿ってもっと具体的な日々の情報発信を知ることができます。
勉強方法や、得意分野が人それぞれなように、投資スタイルについても人それぞれで良いんだということが知れて、少し肩の力が抜けるような気分になりました。
この書籍についてそのようなメッセージを意図的に発信しているのかもしれないのですが、「楽しむこと」というのを非常に重要な価値として伝えてくれているような気がします。
精神的な安定を阻害するような投資の仕方はしない、自分が少し熱くなっているなと思ったら一旦離れる、自分が楽しいと思うくらいの距離感がちょうどいいと思う、というような提案については非常に納得がありました。
たしかに、投資は楽しむものではない、つまらなくても確実に成果を上げる投資をしなければならない、という話も聞きます。
ただ、このような場面で語られる「楽しむ」というのは概して、大幅な上昇を期待してギャンブルに出るようなケースを指していたりするような気がします。
値動きは少なくとも確実な利回りの銘柄を着実に買い進める、といったような堅実な資産形成が「楽しい」という風に感じる人もいるはずですよね(自分は今の段階で十分これが楽しい)。
そういう風に「楽しい」という価値観を肯定的にまとめてあるところが良かったです。
こういう今の自分の元手とあまり変わらないことろから資産を増やしている方の具体的なエピソードを見ると、不思議と自分もできるんじゃないかなという気持ちになってきます。
自分はそこからさらに一歩進んで、自分は億り人(資産を1億に増やした人のこと)になったあとに何がしたいんだろう? ということを考えて、その時に目的を失ってしまわないように、億り人になることを前提に、その後のライフプランを想定した計画を練り始めました。
我ながら自分の想像力の逞しさには脱帽です。
まぁ、これまでもこういう投資家の方々のエピソードは語られていたのかもしれませんが、何となく胡散臭いものと思いこんで目に入れずに来たような気がします。
もちろん、盲信するのではなく、一つの有益な情報として「自分の頭で考えて」これからの経済的な独立を確保する手段として研究を続けていきたいなと思います。